兵庫県立西宮高等学校同窓会ホームページ

会長挨拶

同窓会長あいさつ

兵庫県立西宮高等学校同窓会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

このたび織田一郎会長の後任として、第9代同窓会長を拝命いたしました32回生(昭和55年3月卒業)の萩原健吉と申します。平成から令和に元号が変わった年、県西は創立百周年を迎え、県立芸術文化センターで盛大に記念式典を挙行いたしましたが、当時、校長として在職しておりました。高校時代、教諭時代、そして校長として合わせて22年間もの間、愛する県西にお世話になりましたが、このたび四度目のご縁をいただき、心から感謝申し上げますとともに、今後は3万人を超える同窓会の立場から、県西のますますの充実・発展に尽力してまいる所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

県西は、大正8年、兵庫県武庫郡西宮町立西宮商業補習学校として開校しました。大正デモクラシーの自由教育の潮流と地元西宮の商業教育への期待の中、西宮町立商業実修学校、西宮市立商業実修学校、西宮市立西宮商業実修学校、西宮市立商業学校とめまぐるしく校名を変更し、軍国主義下の戦時中には西宮市立工業学校を併置。そして終戦直後の学制改革で、西宮市立西宮商業高等学校、西宮市山手高等学校を経て、昭和25年の県立移管に伴い、兵庫県立西宮高等学校となり、今年でちょうど77年になります。

この間、一貫して掲げてきた県西の校訓は、創立以来「質実剛健」。これは、飾り気がなく、まじめで心身ともに逞しいことですが、この教えがあればこそ、県西はいつの時代にも荒波に飲み込まれることなく、揺るぎない伝統が脈々と築かれてきました。

とりわけ、草創期の県西は、今の学校の様子からは想像もつきませんが、生徒、教職員、保護者が一丸となって茫々たる草原を切り拓き、自分たちの手で立派な学校をつくりあげ、これを後輩たちに伝えていこうと、気迫に満ち溢れていたと伝えられています。こうした毎日の中から、自分たちの高校生活を充実したものにしていこうとする逞しい意欲と、よき学校を自分たちでつくろうとする純真な母校愛が自ずと生まれ、その尊い生徒たちの姿に地域は感動し、心からの応援をしてくださったと語り継がれています。こうした生徒の自主性を重んじる校風は、今の生徒たちにも確かに引き継がれており、特に県西祭や体育大会などの学校行事や部活動で大いに発揮されています。

その後、県西は普通教育及び商業教育を柱に据え、阪神間の高等学校の中心的な役割を担いながら発展してまいりました。昭和58年には、県立高校唯一の音楽科を新設し、日本・世界を代表する芸術家を多数、輩出しています。生徒2名の尊い命を奪い、校内の3つの校舎が全壊するなど甚大な被害を受けた平成7年の阪神・淡路大震災をも乗り越え、国際経済科、普通科、音楽科の3つの学科に、多彩な才能が集い、互いに切磋琢磨しながら、着実に歴史を積み重ねてきました。平成23年からは、生徒の興味・関心、進路希望に応えるために単位制に改編し、国際経済科の学びは普通科のカリキュラムに引き継がれています。

結びに、兵庫県立西宮高等学校は、令和11年に迎える創立110周年に向け、校史を貫いて流れてやまぬ校訓「質実剛健」の上に「生徒一人ひとりの可能性を引き出し、自主性を育む学校」として、新たな歴史を刻んでまいります。その母校の支援に向け、今年は同窓会として、グラウンド西に建つ老朽化したクラブハウスの改修工事に着手しています。

同窓会の皆様には、本ウェブサイトで県西の教育活動の一端をご覧いただき、今後とも母校に尚一層のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和8年5月

兵庫県立西宮高等学校同窓会長 萩原 健吉

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